屈曲伸展・外転内転・回旋・回内回外+ベスポジ
関節は6方向に動く・覚えるのは3つだけ
関節は屈曲・伸展/外転・内転/回旋/回内・回外の6方向に動くのが基本機能。これを保つのが関節可動域(ROM)の発想ですわ。動かさない関節はコンクリ化(拘縮)するため、最低限機能を保つ姿勢=良肢位(ベスポジ)を覚え、現場の3場面に活かしましょう。
「関節可動域」「良肢位」って漢字がいかついですけど、覚えるのはたった3つだけですわ。関節は6方向に動く / 良肢位はカチコチ防止のベスポジ / 現場の3場面で意識する。「ロム」はローマ皇帝の親戚じゃないので大丈夫、ROM=Range Of Motionの略ですの。
関節とは骨と骨のつなぎ目。ひじ・ひざ・肩・首…全部関節です。これらが動く範囲を関節可動域(ROM: Range Of Motion)と呼びます。基本となるのは6方向の動き。これらすべてを保つことが、自立した生活機能の土台です。
関節は骨と骨をつなぐ蝶番。実はね、ぜんぶの関節が6方向に動く仕組みになってますの。アテナはこれを「6方向ダンス」って呼んでます。6方向ぜんぶ動かせて、はじめて関節は元気な状態。
ROM訓練では、本人ができる範囲は自動運動、できない範囲は介助者が他動運動で補います。麻痺側など動かしにくい関節も、毎日少しずつ6方向ぜんぶを動かすことで拘縮を予防できます。
ROM訓練=「6方向ダンスを毎日少しずつ」。本人が動かせる範囲は自分で、動かない範囲は介助者がそっとお手伝い。毎日続けるとカチコチ予防になります。
動かさない関節は関節包・筋肉・腱が固まり可動域が制限される拘縮を起こします。これを最小限にするため、たとえ寝たきりでも「最低限の生活機能を保てる姿勢」を維持するのが良肢位。アテナは「ベスポジ(ベストポジション)」と呼びますわ。
動かさない関節はコンクリート化するんですの。これが拘縮(こうしゅく)。一度カチコチになると元に戻すのはとても難しい……。だから「もし固まっても、最低限の生活ができる位置」に関節を置いておく。これが良肢位=ベスポジですわ。
ぜんぶの関節にそれぞれのベスポジがあります。覚えておくだけでケアの質が変わり、長期臥床でも将来の立位/座位/着衣/食事に向けた準備姿勢を整えられます。
ぜんぶの関節に「ここで固まってくれたらまだ生活できる」というベスポジがあるんですの。それを意識してクッションや枕を当てるだけで、未来の本人の生活が守られますわ。
3場面 + 毎日のROM訓練(入浴後がベスト)で、拘縮はぐっと減ります。「特別なリハ時間」ではなく日常のケア動作にベスポジ意識を組み込むのが継続のコツ。
3場面+お風呂のついでROM訓練。これだけで関節は守れます。「リハの時間を作る」より「日常ケアにこっそり混ぜる」のが続く秘訣ですの。
「関節可動域(ROM)と良肢位」を学びました。
次回は排尿・排便のメカニズムへ進みます。