✦ アテナ様のマーケティング教室|基本の6概念 ④ ✦

🎯 WHO・WHAT・HOW

Who / What / How

誰に、何を、どう届けるか——
マーケティングの計画は、この3行に収まる。

📝 まずは「3行ワークシート」を書いてみる →
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WHO・WHAT・HOWとは?

WHO=誰に WHAT=何を HOW=どう届けるか

この順番で決めると、マーケティングの計画は3行で書ける

「良い商品を作った、さあ売ろう」——その前に、3つの問いがあります。誰に売るのか。その人にとっての何(価値)なのか。それをどう届けるのか。多くの失敗は、WHOが「みんな」になっているか、WHATが「商品の説明」になっているかのどちらかです。

WHO誰に
狙う相手。広い輪(戦略ターゲット)と、その中の本命(コアターゲット)。そして相手の心の中にある、本人も言葉にしていない本音(インサイト)。
WHAT何を
相手が受け取る価値(ベネフィット)。商品の機能ではなく、「それで何が良くなるか」。あわせて、相手の頭に残したいブランドの印象。
HOWどう
価値を届ける手段。商品そのもの・価格・売る場所・伝え方(いわゆる4P)。WHOとWHATが決まって初めて決められる。
アテナ

順番が大事よ。HOW(どう売るか)から考える人が一番多いけれど、WHOが決まらないとWHATが決まらず、WHATが決まらないとHOWは決められない。「目的→戦略→戦術」の順番と同じ構造なの。

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WHO:「みんな」は誰でもない

戦略ターゲットとコアターゲット

すべての人
戦略ターゲット
コア
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戦略ターゲット(広い輪)
STRATEGIC TARGET

資源を注ぐ範囲の外枠。「買ってくれたら嬉しい人」全員ではなく、ここより外には力を使わないと決めた線。例:「地域の子育て世帯」。

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コアターゲット(本命)
CORE TARGET

広い輪の中で、最も反応しやすく、最も頻繁に買ってくれる一群。例:「平日の午前に時間がある、未就学児の親」。施策はまずここに向けて作る。コアに刺さるものは、輪の外側にもにじむ。

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インサイト(本音)
INSIGHT

コアの人が口には出さないが、言われると「そう、それ」と思う気持ち。「子どもと出かけたいが、周りの目が気になる」。アンケートの答えではなく、行動の裏側にあるもの。

「絞ると売れなくなる」は逆

全員に向けた言葉は、誰の心にも刺さらない。一人に深く刺さる言葉は、似た人たちに広がる。絞るのは客を減らすためではなく、"届く"ためです。

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WHAT:機能ではなく「何が良くなるか」

ベネフィット=相手にとっての価値

❌機能の説明(売り手の言葉)

「国産小麦・無添加・長時間発酵」

○ベネフィット(買い手の言葉)

「子どもに安心して毎朝出せるパン」

❌機能

「全6回・添削つき・録画視聴可」

○ベネフィット

「夜勤明けでも自分のペースで、記録が速くなる」

WHATはWHOに従う

同じパンでも、コアが「子育て世帯」なら「安心」、「一人暮らしの会社員」なら「朝の5分を豊かに」がWHAT。商品は1つでも、価値は相手の数だけある。だからWHOを先に決めるのです。

アテナ

見分け方は簡単。その言葉の主語が「商品」なら機能、主語が「お客さん」ならベネフィット。「このパンは無添加です」は機能。「あなたは毎朝、迷わず出せます」はベネフィット。

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HOW:4つの届け方

商品・価格・場所・伝え方(4P)

📦商品(Product)

WHATを形にする

「安心」なら原材料の表示を大きく、袋を開けやすく

💴価格(Price)

WHOが払える・納得する額

安ければ良いのではなく、価値に見合う額

🏪場所(Place)

WHOが買える場所に置く

子育て世帯なら、午前の時間帯と保育園の近く

📣伝え方(Promotion)

WHOが見ている場所で、WHATの言葉で

園の掲示板・地域のSNS・口コミ

🎢 公になっている事例から

関西のテーマパークの再建では、「映画好き」から「家族連れ・若者を含む幅広い層」へWHOを広げ直し、その中の子ども連れには子ども向けエリア、若者にはハロウィンの夜のイベントと、WHOごとにWHATとHOWを作り分けたと報じられています。1つの施設で、相手ごとに3行が違う——これがWHO・WHAT・HOWの実践です。

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体験:3行ワークシート

自分の商売・活動・仕事で書いてみる

あなたの商品・活動・職場の企画を1つ思い浮かべて、3行を埋めてください。書いた内容はどこにも送信・保存されません(ページを閉じると消えます)。迷ったら例文ボタンを押してみてください。

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よくある誤解

❌ 「WHOを絞ると、他の人を失う」

絞るのは"向ける先"であって、"売る相手"ではない。コアに刺さる言葉は、周りにもにじむ。

✅「この人のために作る」と決める。買うのは誰でもいい

❌ 「WHATは商品の強み」

強み(機能)は売り手の言葉。WHATは買い手にとっての価値。

✅主語を「お客さん」にして言い直す

❌ 「HOWから考えたほうが早い」

早いが、空回りする。SNS・チラシ・値下げは全部HOW。WHOとWHATが無いHOWは、誰にも届かない。

✅HOWを思いついたら、いったんWHO・WHATまで戻って確かめる
アテナ

3行が書けると、不思議なくらい迷いが減るわ。「それは、あの人のためになる?」——WHOが決まっていれば、すべての判断がこの一問に変わるから。

——ワークシート、WHOの欄に「みんな」と書かなかったかしら? ふふ。

✦ マーケティングの基本 6概念 ✦

「良いものを作れば売れる」の先へ

✦ SUMMARY ✦

誰に、何を、どう届けるか。
「みんな」は誰でもない。
一人に刺さる言葉が、広がる。